可愛く頑張る女性のための情報系求人ポータルサイト【Qtty】キューティー

18歳未満の方は退出してください。[exit]
サブカル 1769P

自殺未遂3回、刀傷沙汰4回!『関西のホテル街に存在する、あかず部屋の恐怖』〜第2回〜

オカルト おかる
取材・文/ライター・オカルト おかる

心霊関連の複数の書籍に寄稿。自らも霊感を持ち、
現在は事故物件に居を構える。見えない女性2人と子供1人と同居中。


前編はこちら

自殺未遂3回、刀傷沙汰4回!『関西のホテル街に存在する、あかず部屋の恐怖』〜第1回〜

ラブホ3

昼めしの弁当を食い終え、午後からの作業に入る。ランドリーに使用済みタオルを何十枚もぶち込み、ベッドメイクへ。 パートさん2人とオレのパーティで各部屋を回る。

その日は、浴室清掃の担当。これが、かなりハード。2分ほどで、洗いと浴室全体の拭きあげを終えなければならない。スチームサウナを使用していたカップルなどの後始末は大変だ。と、客室のテレビで次に清掃に入る空室状況を確認したパートさんの1人が気になることを言った。

「うわぁ、嫌だ、次302よ」
「うっそ、あっ!302だわ」

何が嫌だというのだ。もう1人もあきらかに怪訝な顔。

「302になんかあんの?」

なにげなく訊いてみたオレ。

「そうかぁ、木戸さん知らないんだよね、302のこと。聞いてない?」
「はぁ」
「おかしいのよ、あの部屋。騒ぎばっかり起きるから、取り憑かれてんじゃないかってここの従業員がみんな言ってる部屋」
「まっさか〜!」

生まれてこのかたそんな霊現象なんかを真っ向否定しているオレは、笑い声をあげた。そんな訳ゃねーだろ、馬鹿馬鹿しい!

オレは、その噂の部屋とやらに、道場破りに向かうような気分でむかった。薄暗い照明。オレは入室した途端に、刺すような視線を感じた。どこからか無数にある眼。ゾクっとする体を誤魔化すように作業に入る。

ラブホ2

部屋に入ってまずは窓を開け放つ。窓の目隠し扉を開け、擦りガラスの鍵を開ける。おかしい。そんな一通りの作業がとても長く感じ、指がうまく動かない気がする。やっとの思いで窓を開けるとさっきの居心地の悪さはどこかへ失せていた。

「木戸さん、気持ち悪くなかった?」
「う〜ん、い、いいえ。別に…」
「そう。私たちはいっつも窓開けに手こずるのよ。アナタが入る3日前にも、バンクちゃん(ホテトル嬢)が客の大きな男に首絞められて、助けを求める電話がフロントに入ったんだから。行ってみたら、その男の人、憑りつかれたあとみたいにケロッとしちゃってて」
「そ、そう…」

そこに割って入るマネージャー。

「そんなもの気にするな、木戸、早くほかの部屋頼むぞ」

マネージャーが言うとおり、オレは気のせいだ、と自分の中でこの部屋のそんな噂を消化して、何事もなかったかのように努めた。絶対にそんなことはない。絶対にだ……。≫≫続く

続編はこちら

自殺未遂3回、刀傷沙汰4回!『関西のホテル街に存在する、あかず部屋の恐怖』〜第3回〜
(2015年6月1日夕方公開)

RECOMEND

人気の記事ランキング